教育について日々学んでいます

現在の体育教師の原状

体育教師はスポーツのコーチではなく、教育者でなければなりません。
スポーツのコーチは技術を教え作戦を授けいかに短期間に上達させるかがその任務であり、選手を試合において勝たせるということが彼らに課せられた至上命令なのです。
一方で教育者は、勝つという結果よりもその過程から生徒に何を学ばせるかが大切なのです。
体育の場合その過程がスポーツコーチの手法である技術を教えることに偏ってしまっているのが現状なのです。
現在の体育教師は、ほとんどがスポーツ競技経験者であり、学問よりも運動の方が好きといったタイプの人が多くこのタイプの体育教師の多くは、運動が好きな子供に自分の経験を生かし技術を教えることは得意であるが、運動が苦手、体育は嫌いという子供に対することは不得意なのです。
これは、自分のコーチがその方法を教えてくれなかったためであり、もともと運動が好きだったために嫌いな子供の気持ちが理解できないためです。
このタイプの人はコーチには向いていますが、体育教師としては向いてはいません。
彼らが現在の数少ない、しかも時間の短い体育の授業では物足りなさを感じ、やりたい者の集まるクラブ活動に自然に力を入れてしまうのは無理からぬことと言えます。
日本の義務教育における体育は必修です。
従って、体育教師は運動やスポーツを得意とする生徒ばかりでなく得意としない、好きとしない生徒にも対してこのような生徒をも得意とし、好きとなるように指導することにあります。
スポーツ教育という名のもとに、中途半端なスポーツの技術指導を行なうことは、運動嫌いの子供を増やすことになりかねません。
全員が体育を受けなければいけないということは、プラス面ばかりでなくマイナス面も持っているのです。
しかし、これは「運動を好きにさせる」機会が与えられているということでもあるので本当の体育を理解させ、国民全員の健康に寄与できればそれは大きなプラス面として価値を発揮することになるのです。